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葵祭(文化祭)を通じて考えました…

 本校最大の学校行事、葵祭(文化祭)が無事終了しました。一般公開日には断続的に雨が降る悪天候にも関わらず、3,000名を超える皆様にご来校いただきました。お越しいただいた皆様に心より感謝申し上げます。リニューアル工事後、全ての施設が生まれ変わった中での初めての葵祭、各クラスとも工夫を凝らした一大イベントとなりました。

 前日の準備日から感じていましたが、今年は教室を利用した飲食店やイベントにおいて、装飾やディスプレイなどのこだわりが一段とレベルアップしたように感じました。色とりどりの風船にあふれる教室、本物のような和風庭園、見事な黒板アートの数々。ミニシネマも真っ青な映画館。苦労の跡がにじみ出たピタゴラマシーン。中庭には見事な石造りのピザ釜。全校生徒で作り上げた大モザイクアート。大迷路や縁日、神社まで登場しました。焼き鳥、たこ焼といった定番メニューだけでなく、メロンパンアイスや手打ちうどん、プルコギ焼きそばなど、葵祭でしか味わえないメニューもズラリと並びました。クラスの力を結集した出店やイベントだけでなく、軽音楽部や吹奏楽部の演奏、クラス一丸となったダンス発表など、心を動かされる場面にたくさん出会えた2日間となりました。部門ごとに採点をして表彰しましたが、全てのクラス、クラブの取組みに大きな拍手と感謝の言葉を贈りたいと思います。「お疲れ様でした…そして、ありがとう!」

 ここに至るまでには数々のドラマがあったことでしょう。お互いの気持ちがぶつかり合ったり、意見の衝突もたくさんあったことでしょう。友人の意外な一面に喜び、失望し、陰で涙を流した人もいたかもしれません。リーダーとして運営に携わっていた人は、人をまとめることの難しさと、そこから得られる達成感を得られたことでしょう。いずれにしても、普段の授業では学ぶことが出来ない、数多くのことを学ぶ機会となったことは間違いないと思います。人と人がそこにいる限り、感情が存在し、コミュニケーションが不可欠です。そしてそこから何かが生まれるのです。そこにこそ、人が人である価値があるのではないでしょうか。

 ここ最近、人工知能(AIArtificial Intelligence)の発達は目覚しいものがあります。2045年には人工知能が人間の能力を超えるいわゆるシンギュラリティ(Singularity:技術的特異点)を迎えるとも言われています。また、2030年には、今ある職業の47%は自動化されるという「2030年問題」も声高に叫ばれています。もしかしたら、知識を身につけるだけであれば、学校の授業も、教師という存在でさえも、全てAIに取って代わられてしまうかもしれません。しかし、どれほどAIが発達したとしても、文化祭などの学校行事を通じて人と人との間で生まれる感動、喜び、悲しみ、悔しさ、達成感などは、実際にその場で体験しないと得ることが出来ないものだと思います。感情のある人間を通じてしか得ることの出来ない「学び」がそこには存在し、AIがそれを超えることは不可能だと断言できます。AIをはじめ、様々なものが加速度的に進化していく中でも、経験や実体験を通じてこそ人間は成長できるものだと改めて感じました。皆さん、本当にお疲れ様でした。

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