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・成道会 ・JAPAN HEART 吉岡秀人先生の講演

○成道会

本日、5限の時間を利用して、成道会が行われました。

成道会では、念仏が唱えられる厳粛な空気の中、多くの来賓の方々を迎えて行われました。

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本日導師を務められた理事長先生からは、生徒に対して、仏教の教えでは、罪の定義について

「仏教の教えでは、やらなければならないことを行わないことも、罪となります。成道会は、仏様や法然上人の教えを学ぶ会でもあります。しっかりと取り組むようにしましょう」という言葉を頂きました。

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○JAPAN HEART 吉岡秀人先生 講演

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6限では、発展途上国の医療に携わり、多くの命を救ってこられた特定非営利活動法人JAPAN HEARTの吉岡秀人先生より講演を行って頂きました。

~以下講演の内容~

「私が医者になったきっかけは、50年前のことです。5、6歳のころ、万国博覧会があったとき、世界中から何百万人という人々が集まりました。その華やかな中に、同時に多くの物乞いの方々がいました。その人々は、同じ服(軍服)を来て、手や足が無い方々でした。その時、私は気味悪がってしまったのですが、中学生の時、どうして同じ町で生まれても時代が違うことで(戦争時代のように)自分がどうなっていた分からない状況や、同じ時代に生まれても、生まれた場所が違うとどうなっているかわからない状況があるのか、今の自分は、平穏に生きており、将来そういった人々のために何かをしてあげることが出来ないのかと考えるようになりました。」

「そして30歳の時、ミャンマー(昔のビルマ)に行きました。」

~テレビ番組、情熱大陸DVDにて先生が行っている活動の紹介~

一か月に100件以上の手術を現地で十五年間行っており、18歳以下は無料で診療している。

手術の途中で停電が起こるなど、満足ではない環境での手術が行われている現状などがDVDで流されました。

「私が最初にビルマにミャンマーに行ったときは、22年前になるのですが、アスファルトの道路がほとんどない状態でした。現地の人々は、一日必死に働いて50円の賃金しかもらえず、盲腸になってしまうと、2万円の医療費がかかるような場所です。私が行った場所は、32万人の人口に対し、医者は1名、病院は2件しかない状態です。病院の床は砂地です。10代のときからこういった人の為に働きたいと思っていました。30代では、実際にそれができるようになりました。そして私は10代のころの夢をかなえたいと思ったのです。」

「私は、10代の夢を30で裏切ると、30代の夢を40代で裏切ると思います。40代の夢を裏切ると、50代で裏切り・・・といったようになりたくないのです。私は自分を信じていたいから、自分の夢をかなえたいと思いました。」

「自分を信じることのできない人は、他人を信じることが出来ません。今、この時間をどう過ごすか、どのくらい本気で生きるか。自分の人生が成果として出てくるのは、40代からです。色々なことが出来るようになるのは、後からなのです。」

「だから、今を積み上げていきましょう。」

「私がミャンマーにいるとき、国中から人々が集まってきました。毎日朝の5時~夜の12時まで患者を見続けました。そのうち、脳流、口唇口蓋裂、ひどい火傷の子供がやってくるようになりました。昔私はたった一人だった。手術して下さいと言われても出来なかった。30歳で現地に行って、手術も出来なかった。私は現地の人に聞きました。この子供たちは5年後、10年後治療を受けることができるのか?と。そうすると「無理だ。お金がないし、医者がいない」と答えられました。最初はわたしもあきらめようと思いました。しかし、ふと心の中で声が聞こえました。」

「それでお前はどうする?」

「「やれ」、とも「やるな」、とも言いません。その言葉を聞いた時、前に進もうと思いました。」

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「人は色々と言い訳をします。人間はやろうと思ったら行動できます。手術台は、大工に作ってもらいました。明かりは懐中電灯で手術をしました。いまは年間三千件の手術をしています。昔のことがエネルギーとなりました。」

「私はいつも「時間の大切さを知っている人間が知恵がある」と思っています。時間は、絶対に増やせません。私は「もう10代の途中から死ぬまで、人生の感度が上がることはない」と思っています。10代をピークに落ちていき、だんだんと感度が鈍っていきます。だから若いころは多くのことを経験し、色々と失敗をしなければなりません。今日より良い一日は一日もないと思うことが大切です。」

「「時間こそ命」です。」

~口唇口蓋裂の子供の話~

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「私が出会った、ある口唇口蓋裂の子供は、学校にいくことが出来ませんでした。この子は、治療しなければ家の農家を継ぎ、一人で死んでいくのです。しかし、治療を行うことが出来れば、この子の今後の人生が劇的に変わります。私が手術をすると、その子は学校に行き始めました。そして、結婚し、子供が生まれました。私は、医者は命を助けてなんぼだと思っていましたが、この子が私の治療を受けたおかげで、新しい命が生まれました。この子の人生で、私を通りすぎる時、この子の人生が少しでも良くなれば良いと考えるようになりました。」

~右首に大きな腫瘍ができた子供の話~

「その当時、日本で私の活動を知る人はほとんどいませんでした。JAPAN HEARTを立ち上げたころの話です。その子は首の部分に大きな腫瘍がありました。 2歳で10㌔しかない子供に、2㌔の腫瘍が出来ていました。何もできないまま、6ヵ月たち、再び村を訪れた時、その子は歩くこともできず、ゆりかごの中で、耳にラジオをあてている状態でした。何もできず、また村から帰るしかないと思いましたが、ここで帰れば今後医者としてやっていけない気がしたのです。その当時ミャンマーでは、子供が海外で手術を行うことが出来ない環境でした。その当時私は自分の貯金を切り崩しながら医療を行っていました。その子の母親に、「日本に来て治療しますか?死ぬかもしれませんよ?」と聞くと、「それでも行きたいです」と母親は言いました。その時、周りの人に助けられて、日本で手術を行うことができることになりました。」

「岡山県の病院に行き、手術を行いました。手術が終わり、私の上司が、「吉岡、いくら払える?」と聞きました。手術の料金は、既に500万を超えていました。私は「いくらでも良いです。」と言いました。すると、上司は指を三本立てました。「300万ですか?」私は喜びました。すると、「いや、30万で良い」と言ってくれたのです。皆に助けられました。」

「そして、4年後、その子供は最初は歩けませんでしたが、リハビリにより少しずつ歩けるようになっていました。」

~伝えたいこと~

「人間はしんどいことばかりである。しかし、良いことばかりの人生は楽しくありません。人生は失敗が多いです。普通の水でもおいしくなる方法は喉が渇くことです。沢山の失敗と少しの成功をしていって下さい。」

「それが皆さんをゆたかにします。」

「王貞治さんの話です。王さんは父を尊敬しているという話を昔テレビで見ました。王さんの父は、ぐちゃぐちゃに絡まった糸を「いつかほどける」といって何日か経ってやがてほどいてしまったそうです。これを王さんが見た時、やり続ければやがて一本の線になると思ったそうです。」

「本質的な失敗は、何もしないことです。失敗しないことが失敗なのです。人生は42.195キロ。最高の走りをしなければなりません。そのためには最初は失敗するかもしれません。武井壮さんは、「大切なことは一つ。何をやっても(どんなスポーツでも)良い。その時その時を本気でやることだ。」といってます。全部はつながっています。すべての人生は連続しています。毎日の生き方が大切です。」

「目の前の時間を大切にして下さい。」

「昔、私は私がいま話したような話を聞くことが出来ませんでした。しかし、皆さんは私の話を聞いています。今後に生かしていって下さい。」

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生徒は吉岡先生の話に大変感動していたようです。

是非、このような話を受け、今後の人生に積み重ねていってもらいたいです。吉岡先生、大変ありがとうございました。

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ガンバレ正智生!

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